2019/01/10 17:37
「農的暮らし」がしたくて2010年に大阪から熊本に移住しました。
有機農家さんで数ヶ月研修を受けた後、熊本県玉名市の「ちゃぶ台」という玄米菜食のご飯屋さんでお店で借りてる田畑で独学で学び、2016年から熊本県菊池市にて新規就農しました。
年間約40品種ほどのお野菜を、農薬・化学肥料・除草剤などを使わず季節の流れに沿った旬のお野菜セットを皆さまの食卓にお届けしています。
数年間独学で、自然農法や自然農、自然栽培といった農法を学んできましたが、一時はどれが正しい農法なのか?と悩んだりした時期もありましたが、玉名、菊池、と場所が変わり、今お借りしてる田畑も転々としてることから畑次第で、もう少しいうと、土次第でやり方を変えないと、と気づき、今は農法にこだわらず、その畑に合ったやり方を実践しています。
主なやり方として、緑肥を育て、漉き込み、団粒化した土作りを目指しています。
お借りしてる畑によってはほとんどの作物が育たないような痩せた土壌もあるので、動物性堆肥を使用し、窒素分を補給したあと緑肥を育て漉き込み、種まき、定植をしている畑も少しあります。
あと、何事もやってみないとわからないので、自家製米ぬかぼかしや微生物を培養して、葉面散布を試してみたりもしています。
少し前までは動物性堆肥を使用するのが嫌で、今まで使ってこなかったのですが、僕自身、たまにお肉を食べたりもするので(一時約2年間お肉を全く食べなかった時もありました。。)、お肉は食べるのに動物性堆肥は使わない、という自分に違和感を感じ、一部の畑に限り使うことにしました。
今になって思うのは、適正な質、量の動物性堆肥は使ってもいいのでは?と思うようになりました。ただ、その適正、というのがとても難しくて、今学んでいるところです。
否定するなら、知らずして否定するより、知って否定しろ
誰が言ったかは知りませんが、僕はそう思うようになりました。
あ、言ったのは僕でした。。笑
年間約40品種のお野菜を育ててると、結構日々事細かにやることが多く、てんやわんやになったりもしますが、日々学ぶことも多く、一年一年経つごとに田畑を通して自分が少しずつ成長しているのを感じることができ、同時にお野菜たちも年々元気に育ってくれるようになっているのがとても嬉しいです。
個人的な思いとして、みずのわお野菜たちが皆さまの食卓の名脇役になってくれたらとても嬉しくなります。
主役じゃなく、名脇役。
ガツンとくる、美味しさじゃなくて、じわーっとくる優しい美味しさ。
なんだか、自然と笑顔になる、そんなお野菜たちが育ってくれるよう日々田畑で作業しています。
究極的な目標としては、みずのわお野菜を食べると、人生が好転する!そんなお野菜を目指してます。笑
日々、月々、年々と変化し、美味しくなっていくみずのわお野菜たちをどうか宜しくお願いします◎